出版を記念して:北海道教育委員会教育長 佐藤 嘉大

出版を記念して  北海道教育委員会教育長 佐藤 嘉大出版を記念して  北海道教育委員会教育長 佐藤 嘉大



出版を記念して

北海道教育委員会教育長 佐藤 嘉大

 このたび、「深川に生きて 河野順吉伝」が出版されますことを心からお喜び申し上げます。

 河野様は、これまで、北海道青年団体協議会会長をはじめ、北海道青年団OB会会長を務めるなど、青年活動等を基盤に、地域の活性化はもとより、本道の次代を担う若者の育成を通じて、社会教育の推進にご尽力いただき、心から敬意を表するとともに、深く感謝申し上げます。

 さて、少子化による人口減少、急激な高齢化、グローバル化などを背景に、本道においては、地域産業を支える担い手の不足や生産・消費の縮小、地域におけるコミュニティ機能の低下など、様々な課題に直面しています。

 これらの課題を解決するためには、若者の柔軟な発想や行動力が大いに必要とされており、これまでの青年団活動に加え、NPOとの連携や地域の実情に応じた体制による青年の活動が大いに期待が寄せられています。

 無限の力を秘め、町づくりや地域づくりの先導的な役割を担う青年には、こうした課題に正面から向き合い、その解決に取り組み、活力ある北海道を築いていただきたいと考えています。

 かつて、河野様は、北海道青年団体協議会が結成20周年を迎えた大きな節目の昭和42年に開催されたスポーツの祭典「第18回全道青年大会」を会長として先導し、「青年の火」が五輪の聖火のように、国道沿道の各地域の青年団員がつなぎ合うという、まさに青年活動の原点を示すよう
な演出をされました。

 河野様におかれましては、現代の青年たちが「青年の火」のごとく、青年同士の強いつながりを大切にして、勇気と希望を持って、地域での活動に取り組めるよう、引き続きお力添えを賜りますようお願い申しあげます。

 結びに、河野様のますますのご健勝とご多幸を祈念申しあげ、お祝いの言葉といたします。
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