発刊をお祝いして
元北海道青年会館理事長 岡 泰一
私と河野さんとは、青春時代に北海道青年団体協議会の組織活動を通して知り合いまして、同協議会の常任理事をはじめ副会長や会長職を担いながら仲間づくりや地域づくりに参画して北海道の青年団活動に共に汗を流して今日に至っております。
河野さんの人柄について、私が申すまでもありませんが、温厚実直でなんと言ってもフットワークと気配りの良さは抜群であり、そうした行動力が認められて河野さんの回りに人が集まり、推されて永く深川市議会議員を勤められ、その後深川市長として深川市の発展に大きく貢献されました。
私も新篠津村村会議員を四十年に亘り議員活動を続けてまいりましたが、河野さんからは色々とアドバイスをいただきました。
青年団活動を振り返りますと河野さんとは、北海道青年団体協議会の上部団体である日本青年団体協議会・日本青年館の役員となり今日まで頑張ってきたところであります、河野さん自身は日本青年団体協議会副会長の要職に就任し、当時は正に日本全国駆け回って活動しておりましたが、その一方で自宅の農業経営は大丈夫なのかと心配もしておりました。
後で解ったことですが、河野さんが出張で家を空けるときは、前もって自ら朝早くから夜遅くまで田んぼに出て農作業に従事して、近隣農家に遅れないように働いていたそうです。
また二人で青年団の会議で東京には幾度となく上京しましたが、その折将来の青年団活動の在り方について語り合い、そして何事も河野さんの指示をいただきながら常に行動したことが、今でも良き思い出として脳裏に蘇ります。
さらに思い返してみますと、私は河野さんの深川市議会議員選挙、深川市長選挙に際して必ず選挙事務所に足を運び応援させていただきましたが、河野さんの地域を愛し市民を愛する態度を目の当たりにし、同じ議員の立場で大変勉強させられました。
河野さんの顔の広さは自他共に認めるところですが、出札の折に二人で北海道庁を訪問し、知事はじめ副知事そして部長室や局長室にノーアポで伺っても面談することができて、懸案事項の情報収集などで助かることがありました、私も河野さんのお陰で道庁職員の方との人脈をつくり様々な活動に生かせることが多々ありました。
北空知新聞で企画された「深川に生きて 河野順吉伝」を読ませていただき、改めて河野さんの生き方をより深く知ることが出来まして、
友人の一人として感無量の思いであり、今回の「深川に生きて 河野順吉伝」を出版されます事を心からお祝い申し上げます。
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